医療法人社団 魁正会 服部胃腸科

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レミケード治療

炎症性腸疾患に対するレミケード療法

炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)は潰瘍性大腸炎(UC)、クローン病(CD)の総称です。UC、CDともに若年層に発生することが多い原因不明の病気です。これらの病気は寛解(症状が落ち着いている状態)と、再発・再燃を繰り返し、長い経過のなかで徐々に病気が進行します。
残念ながら現在のところ、病気を完治させる治療法はありませんが、さまざまな薬の開発により治療法は進化しつづけています。レミケードは潰瘍や粘膜の損傷を治す効果があり、寛解状態を維持する薬剤として高い評価を得ています。

レミケード療法

潰瘍性大腸炎(UC)およびクローン病(CD)に対する治療法で食事療法、5-%ASA、ステロイドなどの既存治療で十分な効果が得られなかった患者さんに効果が期待できる薬剤です。
炎症の原因であるTNF-αに対して作用し、その働きを抑制することで効果を発揮します。
初めての点滴の後、2回目の点滴は2週後に、3回目はその4週後(初めての点滴から6週後)に行い、以降は8週おきの点滴となります。
当院でも、初回導入時は入院で行い、その後は外来で2か月に1回行っております。現在約10名の炎症性腸疾患の患者様のレミケード治療を行っており、寛解状態を維持することができております。

レミケードの作用

  • 炎症を起こす物質(TNFα)にくっつき、その働きを抑えます

  • マクロファージ(TNFαをつくっている細胞)そのものを壊します

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